肉離れの早期回復のための食事・栄養について

これからの季節、寒くなり意外に多くなるのが肉離れです。
肉離れとは、瞬間的に筋肉や筋膜が伸ばされて、その一部が切れてしまうことです。筋膜の主な構成物質は「コラーゲン」となります。
食事では、下記の食材を摂取することによっても治癒期間も変わってきます。

また、たんぱく質不足の選手に多いのが、砂糖、ジュース、お菓子、菓子パンの摂りすぎです。注意してくださいね。
骨折・疲労骨折から早期回復するための食事・栄養について イメージ写真1

肉離れの回復を早める栄養素

1) たんぱく質

たんぱく質は、三大栄養素のひとつで、生きていくうえで重要な栄養素です。
皮膚、爪、筋肉、血液などはタンパク質でできています。

◆たんぱく質を多く含む食品
肉(赤身)、魚介類(魚、小魚、貝など)、乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)、小麦、大豆製品(納豆、豆腐など)

2) コラーゲン

骨や関節の強化、病気やケガの回復を早める助けをします。

◆コラーゲンを多く含む食品
鳥の手羽先や軟骨、豚足、魚の皮など

3) ビタミンB6

食品中のたんぱく質から、エネルギーを作るはたらきや、筋肉や血液などが作られる時に働いています。
たんぱく質の摂取量が増えるとビタミンB6も多く必要になります。
肌の健康維持や皮膚の再生を促進するなどの働きを行う栄養素

◆ビタミンB6を多く含む食品
にんにく、魚介類(カツオ、マグロなど)、肉(豚ひれ肉、豚レバーなど、牛レバー、鶏レバーなど)、乳製品(牛乳など)豆製品(納豆など)

4) ビタミンC

ビタミンCは、たんぱく質をつくるのに不可欠です。
また関節、腱、じん帯強化のために欠かせません。

◆ビタミンCを多く含む食品
魚介類(鮭、サンマ、うなぎ、カレイなど)、キノコ類、納豆、キムチ、
青菜(ほうれん草・小松菜・ニラ)

4) マグネシウム

マグネシウムは、歯や骨に必要な栄養素です。

◆マグネシウム多く含む食品
種実類(ごま、アーモンド、くるみ、ピスタチオなど)、
大豆製品(木綿豆腐、納豆など)、魚介類・藻類(わかめ、のり、など)

骨折・疲労骨折から早期回復するための食事・栄養について イメージ写真2